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物語論

¥3,300 税込

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『物語論』:著者が記号学会とNTT出版のために書いた原稿を編集工学研究所の協力を経て再収録。情報編集としての物語を考える名著。なかでも『滑稽と烏滸』は山口昌男氏が高く評価。NTT出版『反構造としての笑い』では、フレーム理論のマービン・ミンスキー氏と同じ章に掲載。今回新たに『文化装置としての物語論』を掲載。髙山宏氏にあとがきを追加して頂きました。
内容は、例えるなら『言語論』が「方法の要素」、『物語論』が「方法の属性」、未刊の『編集論』が「方法の機能」にあたります。


目次


1:情報編集としての物語を考える
  (日本記号学会編『生命の記号論』より)

2:滑稽と烏滸ー論理の剥ぎ取りと笑いの露出
  (山口昌男監修『反構造としての笑い』より)

3:幻想的時空間と物語構造ー世界観共有装置としての物語
  (清水宏監修『解釈の冒険』情報の民俗学より)

4:文化装置としての物語(改訂版)
   (松岡正剛監修『物語編集力』より)
   人間が発達した成果の基盤を支える
   物語の発生と物語へのアプローチ
   物語文法と文化の生成      

5:和歌というソフトウェア 日本には大胆な感性情報システムがあった 
   (情報文化の学校より)
  ①記憶と神話を保存するウタ        
  ②神を恋する歌・言霊を乗せる歌・贈答する歌
  ③概念マトリックスと情報価値の創造    
  ④第三の情報空間に物語する「幽玄」の方法 


高橋秀元氏の学術論文を交えた論稿5篇を通して『物語論』としてまとめています。特に『文化装置としての物語』は新たに改訂版として書き下ろし。入門篇『言語論』で話した本質を、『物語論』では詳細に解説。「物語講座」でナラトロジーを学習される方は是非お買い求めください。言語生成に必要な物語回路の出現するシステムを構造解説しています。それまで人類が開拓し得なかった言語領域を開拓した名論文。


260ページ
判型:四六判変形
価格:3,300円(本体+税)

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