2025/06/18 00:38
『考える方法』森本武
『心の社会』マーヴィン・ミンスキー
「編集学校 情報収集と分類(自分の作業内容を分解する)」
先日の続きで、「デザイナーの自己満足」を「独創性なんていう言葉」と言いかえる事も出来る。昔のデザイン本で『考える方法』という良書があり、作ることの哲学が短文にまとめてある。ミンスキー博士の『心の社会』もそうだけれど、短くまとまったものが沢山あってその中から選べたりする文章が好きだ。本には「独創性なんてコトバに深惚れしないほうがいい」とある。「手柄にしたいという欲望だけが先走りしていないだろうか」とたたみかける。「何かの困難を小さくするのに使い古された方法が最適で有っても、独創性がないからその手は使えないというのは愚かなことだ」とも言っている。同じ事はハロルド・ビュー氏も指摘している。森本氏は『考える方法』で若い人に向けて「ただただ一番いいい方法を探すことに専念するのがいい」と書いている。
